歯茎が腫れて痛みがある患者さんです。
10年前に金属を被せてから繰り返し腫れてそれに伴う頭痛があるということで
レントゲン写真を撮ってみると歯の中に黒い部分が多く穴になっているように
なっていました。

金属を外して中はやはり穴になっていてそこから組織の増殖がありました

さらに埋めてあったセメントを取り除くと出血もひどく歯の中に穴があいている状態でした。

通常ですと抜歯のケースとなります。
レントゲンをみながら患者さんと相談すると、抜歯は極力避けたいとご希望されたので
保存治療をしてみることにしてみました。

歯の中に増殖してきた組織をレーザーで綺麗に除去、殺菌、止血したあと特殊なセメントで穴を塞ぎました。治療も数回に及び、患者さんも頑張ってくれたのですが1部分だけわずかに腫れが残りましたが不快症状も完璧になくなりこれで十分と言って頂けたのでしっかり定期検診時のケアをやっていくことになりました。

そして検診で今回みせていただくとわずかに残っていた炎症もなくなり歯茎の綺麗なピンク色に
なっていました！！
ご本人が一生懸命歯磨きを丁寧に頑張ってくれたことは一目でわかりました。
多少腫れはしょうがないと思っていたのですが、ここまでしっかり磨いてくれた患者さん、
ずっと歯茎の治療をしっかりしてくれたスタッフの力だと思い自分もめちゃくちゃ嬉しくなりました。

歯科医師、スタッフはもちろんですが患者さんの協力があって治療結果がより良くなることを実感しました。

さらにこれから長期的に残せるよう一緒にがんばりましょう。

ここからは全く関係ないお話です。

たのしみです。