膨張と収縮
歯もセラミックも金属も熱によって膨張、収縮が起こります。
歯と金属は膨張、収縮の度合いが全く違うので食事をするときなど熱いものや冷たいものが口に入るので歯と金属を合着しているセメントは絶えず膨張と収縮にさらされています。
この膨張と収縮によるストレスがセメントに加わり数年でセメントはボロボロとなり
そこから細菌の侵入によって虫歯になります。
金属を外してみると中は真っ黒になっていることはよくあります。
この患者さんは銀歯が取れたとこられました。
セメント層が崩壊し縁は真っ黒で虫歯もあります。
CERECで使うセラミックブロックと歯は膨張、収縮の値が近くセラミック、歯ともに接着力を高める処理を施します。このため金属との合着に比べると数倍の接着力があります。またセレックの場合虫歯を取りきってすぐセットなのでその効果が最大限に生かされます。適切な接着ができていれば歯とセラミックは一体化します。
なので即日修復と接着にはこれからもこだわっていきたいと思います。
通常の治療に比べ、アシスタントもいろいろ大変です。
形成、型取り(光学印象)、セットを即日でして接着も処理のやり方や順番がしっかり理解できてないと時間がかかってしまうのですがストレスなく治療ができています。
適切なアシストは治療時間の短縮となり患者さんの負担軽減にも繋がります。
いつも一生懸命にこまかいアシスタントワークをこなしてくれるスタッフみんなに感謝です!